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絵本の読み聞かせは何歳まで?小学生でも続けていい理由を絵本作家が解説
「読み聞かせって、何歳までやればいいんだろう?」
子どもが自分で文字を読めるようになると、
「もう読んであげなくてもいいのかな。」
と思うことがあります。
でも僕は、
「○歳になったら読み聞かせは卒業」と決める必要はない
と思っています。
僕自身、子どもたちに伝えたいことがきっかけで絵本『てとて』をつくり、今は画家・絵本作家として活動しています。
絵本をつくる側になって改めて感じるのは、読み聞かせは単に、
「文字が読めない子どもの代わりに、大人が文章を読むこと」
ではないということ。
同じ物語を見る。
同じ時間を過ごす。
読み終わったあとに話をする。
そこにも大きな意味があります。
今回は、読み聞かせは何歳まで続ければいいのかを、絵本作家として、そして親として考えてみます。
結論|読み聞かせに「何歳まで」という決まりはない
最初に結論です。
子どもが楽しんでいるなら、小学生になっても読み聞かせを続けていい。
僕はそう考えています。
自分で文字を読めるようになることと、誰かに物語を読んでもらうことは、別の体験だからです。
だから、
「もう7歳だから。」
「小学生になったから。」
という年齢だけでやめる必要はないと思います。
そもそも、読み聞かせは何のためにする?
僕は、
読み聞かせは「言葉」だけではなく「時間」を贈ること
だと思っています。
同じ一冊を開く。
子どもの表情を見る。
笑う。
「この子どうなると思う?」と話す。
読み終わってから、「面白かったな。」と言う。
絵本そのものだけではなく、
誰と読んだのか。
どんな気持ちで読んだのか。
そこまで含めて、子どもの記憶になることがあります。
0〜3歳|「読む」より一緒に楽しむ
小さい頃は、最初から最後まで静かに聞けなくてもいいと思います。
途中でページを戻す。
同じページを何度も見る。
絵を指さす。
動物を見つける。
それだけでもいい。
「ちゃんと最後まで読まないと。」と思わなくて大丈夫です。
まずは、本を開く時間が楽しい。
それを感じてもらうことの方が大切だと思います。
4〜6歳|物語について話してみる
少し大きくなると、物語そのものを楽しめるようになります。
この頃から僕なら、
「この子、どんな気持ちかな?」
「次どうなると思う?」
と、ときどき聞いてみます。
ただし、クイズのように正解を求めない。
ここは大切にしたいところです。
「分からない。」でもいい。
大人とは全然違う答えでもいい。
物語をきっかけに、自分が感じたことを話せる。
僕はその時間自体に価値があると思っています。
小学生|自分で読めても、読み聞かせをやめなくていい
小学生になると、
「もう自分で読めるんだから、自分で読みなさい。」
となりやすいですよね。
もちろん、一人で読む時間も大切です。
でも、一人で読むことと、読んでもらうことは両立できます。
文章が少し長い本。
自分では手に取らない本。
考えさせられる物語。
そういう作品を一緒に読むのも面白いと思います。
読み聞かせの「やめどき」はいつ?
では、いつやめればいいのか。
僕なら、年齢ではなく、子どもの反応を見る。
です。
「自分で読みたい。」と言い始めた。
読んでいる途中で別のことをしたがる。
読み聞かせより別の時間を楽しみたくなった。
そうなったら、無理に続ける必要はありません。
逆に、「今日も読んで。」と言ってくれるなら、小学生だからといってやめる理由もないと思います。
読み聞かせを、教育のノルマにしない。
これが一番大事なのかもしれません。
毎日やらないと意味がない?
これも僕は、毎日じゃなくていいと思っています。
忙しい日はあります。
仕事で遅くなる日もある。
疲れている日もある。
「毎日5冊読まないと。」となると、親にとっても子どもにとっても苦しくなります。
5分でもいい。
一冊じゃなくてもいい。
今日は絵だけ一緒に見る。
そんな日があってもいい。
大切なのは、何冊読んだかではなく、一緒に物語を楽しめたか。
だと思っています。
絵本作家になって気づいた「余白」の大切さ
僕が絵本をつくるとき、できるだけ大切にしていることがあります。
それが、余白。
です。
「この物語の正解はこれです。」と全部説明するのではなく、読んだ人が、
「自分だったらどうする?」
と考えられる余白を残したい。
同じページを見ても、大人と子どもで感じることが違う。
昨日読んだときと、一年後に読んだときでも感じ方が変わる。
僕は、それが絵本の面白さだと思っています。
『てとて』をつくったのも、子どもたちに伝えたいことがあったから
僕が最初に絵本をつくった理由も、
「絵本作家になりたい。」
からではありませんでした。
始まりは、自分の子どもたちに伝えたいことがあったから。
それを言葉だけではなく、絵と物語として残したいと思った。
そこから生まれたのが、絵本『てとて』です。
だから僕にとって絵本は、子どもに何かを「教える」ためだけのものではありません。
親から子へ、想いを残せるもの。
でもあると思っています。
親子で読む絵本を探している方へ
僕が制作した『てとて』シリーズも、親子で一緒に読んでもらえたら嬉しいです。
『てとて』は、「人とつながること」を一つのテーマにした絵本です。
読み終わったあと、
「どう思った?」
「この子はどんな気持ちだったかな?」
そんな会話が生まれる一冊になればと思っています。
読み聞かせをもっと楽しみたい方へ
たくさんの本から親子に合う作品を探したい場合は、Kindle Unlimitedを使う方法もあります。
※Amazonの商品・サービス内容や価格は変更される場合があります。最新情報はAmazonの商品ページでご確認ください。
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子どもの自己肯定感を育てる方法|毎日5分の読み聞かせで変わる親子時間
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なぜ僕は『てとて』を描いたのか|子どもたちに残したかった「人とつながる」ということ
iPadで絵本をつくった方法
Procreateで絵本を作る方法|iPadで『てとて』を完成させた僕の制作手順
→ WordPressで上記タイトルの記事へ内部リンクを設定。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
読み聞かせは、
「何歳まで続けるか。」
より、
「一緒に楽しめているか。」
で考えていいと僕は思っています。
いつか読み聞かせをしなくなる日は自然に来ます。
だからこそ、「読んで。」と言ってくれる今の時間を、一緒に楽しんでもらえたらと思います。
僕は画家・絵本作家として、「想いを、物語に。」をテーマに活動しています。
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